2007年以来6年ぶりのワールドシリーズ制覇!
Gyao がライブで放送してくれたおかげで、昼休みの仕事場で、優勝の瞬間を味わうことができた。2007年ボストン滞在以来の、少し年期の入ってきたファンとして、レッドソックスの優勝は素直に嬉しい。
本拠地フェンウェイパークでの優勝決定は95年ぶりというからほとんど1世紀ぶりだ。
第6戦のチケットは、eBayオークションで最高額1万2千ドルの値がついたという。それくらいレアで「歴史的」な快挙のマウンドに最後にたっていたのは上原浩治だった。
ボルティモア・オリオールズ時代には「弱小球団所属の選手」として「ボールボーイにも馬鹿にされた」という球場で、観客総立ちで「コージ」コールを送られる上原は、今やまちがいなく「我が町のヒーロー」*だ。
©AP
優勝決定の瞬間、全身で喜びを表現する上原に捕手サルタラマキアが駆け寄り、二人のまわりに次から次へと髭面の男たちが集って来て、歓喜の輪ができあがる。そして、その輪の中心には人差し指を高々とあげた上原の右腕があった。
6年前には岡島、松坂の日本人投手が活躍したが、今年は田沢、上原の活躍が目立った。トミージョン手術からの完全復活を果たした田沢の活躍も見事だったが、上原のクローザーとしての活躍は驚異的で、6月以降は、かつての "絶対的守護神"ジョナサン・パベルボン以上の活躍だったといってよい。
©AP
ポストシーズンも含めて登板数86(シーズン 73/ポストシーズン 10)も驚きだが、WHIP0点台を維持したのは本当にすごい。レンジャース時代に3試合連続ホームランを浴びて、ポストシーズン途中で登録を取り消された投手の姿はどこにもなかった。抜群のコントロールで、次から次へとトライクを取ってゆくそのピッチングは、みていて本当に気持ちよかった。
ワールドチャンピオンになったあとのインタヴューで「夢のなかにいるようだ」と語った上原。大体大から読売ジャイアンツに入団したときにも「将来の夢」としてメジャーを語っていたが「夢」は今シーズン、これ以上ない、最高のかたちで結実した。
レッドソックス優勝の「お祝いメモ」をエントリーするつもりが、「上原メモ」になってしまった。ま、いいか。
ついでに懐かしい動画をリンク。
ついでに懐かしい動画をリンク。
岡島がレッドソックスで活躍していたときの一コマ。勝てば地区優勝! だったのですが、残念ながら翌日に持ち越し。優勝の瞬間を球場で、という滅多にないチャンスを逃しました。
*球団の博物館基金調達オークションで上原のサイン入り手形に5800ドルの高値がついたのにもビックリ。FOXTVの試合後のインタヴューには息子の一真くんも登場して人気をさらった。
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